初めまして、現代画家の田中博生です。日々の暮らしの中でふと立ち止まり、心の内側に広がる風景や、言葉にならない静かな呟きをキャンバスに描き出す創作活動を続けています。私にとって絵画とは、外側の世界を写し取るものではなく、内なる感情の波や記憶の断片を形にするための大切な対話の手段です。
これまでの表現の軌跡を形にした画集として、『MONOLOGUE(ひとりごと)』を制作いたしました。キャンバスに向き合い、自らの内面と深く対話しながら紡ぎ出してきた作品群を一つの冊子という形にまとめることで、より多くの方に私の世界観を感じていただけるようになったことを嬉しく思っています。また、国内外に向けて自身の作品を発信する場として、snsではInstagram、Facebook、オンラインプラットフォームのArtmajeurにもポートフォリオを掲載し、日々変化する創作の現在地を公開しています。
私のキャンバスには、抽象的な表現の中に、身近な存在である猫たちの姿や気配が溶け込んでいることも少なくありません。形や輪郭にとらわれず、自由な色彩の重なりや質感を重視しながら、見る人の心にそれぞれの物語を喚起させるような作品づくりを心がけています。一枚の絵が持つ沈黙の中には、無限の語らいが隠されています。
15歳で美術の世界に魅せられ、74歳の今日まで筆を執り続けてきた日々は、私にとってかけがえのない人生の歩みそのものです。これからも妥協のない表現を追求し、キャンバスの上で色彩と対話を重ねながら、心に響く作品を一つでも多く生み出していきたいと願っています。私の描く世界が、皆様の日常にささやかなインスピレーションや共感をもたらすことができたなら幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。