micaco Web個展 紙、彩、しなやかに心ひらく

紙を一枚ずつ重ねていく作業は、自分の心の層を丁寧にめくっていくような時間です。
和紙や古い洋書の紙に色をのせていくうちに、感情の揺れや日々の気づきが少しずつ形になっていきます。
そして、自然の中で感じてきた光や風の記憶を重ねながら、心の奥にある柔らかさと強さを確かめるように制作しています。
言葉にできない想いも、透明なパイプのような自分を通して、心の眼で見たものを紙の上に映しています。

こうして生まれた作品を通して、今回は小さな心の動きを重ねることで、自分自身をひらいていく過程を表現しました。
和紙のようにしなやかに、日々を受けとめていくための作品です。

この展覧会で、目には見えない大いなる力の一部である自身への深い信頼や愛そのものを感じてもらえたらうれしいです。

紙を大切にしたい思いから、和紙や半紙、古い洋書などに好きな色を重ねて創ったコラージュ素材を使って抽象画を描いています。

自然豊かな土地で生まれ育ったので、いつも身近にあった自然の植物や風景からインスピレーションをもらって製作をしています。

暮らしの中に心地よく溶け込める作品を描いて行きたいと思っています。

【経歴】
1975年
・北海道生まれ
1995年
・芦屋芸術情報専門学校中退

【グループ展】
2024年
・並樹ギャラリー「集い展」
2025年
・ギャラリーくぼた「現代作家小品展」

会場
日本橋Art.jp
会期
2026.01.16 ~ 2026.01.31

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